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すとぅるるるのアニメ日和

≫2013年03月03日

絶園のテンペスト 20話

時を超える物語となると、作者の「タイムトラベル」に関する考え方が
如実に現れて面白いですよね。しかし、その思想の違いから
読み解くのが難しくなるのも確か。それをどううまくまとめるのか、
そこがこの作品の肝になるような気がします。正直言って、現時点での
盛り上げ方や展開のスピードなどに文句が出る部分はほとんどありませんからね。
愛花の正体も誰もが一度は考えたであろう結果だったとはいえ、あの魅せ方にはシビれました!


今回考えるべきは作者の考えるタイムトラベルがどういうものなのか、ですね。
とりあえず私は最近アニメも放送されていた「シュタインズ・ゲート」と
誰もが知っているであろう「ドラえもん」を例に上げて考えたいと思います。

まず、「シュタインズ・ゲート」におけるタイムトラベルについては
世界線という違った結末を迎える世界がいくつも存在しており、
主人公が存在する世界が本当の世界として可動するという設定でした。
(端的かつ私的な解釈になってしまっているとは思いますが。)

これがもし絶園のテンペストで適用される設定だとすれば
おそらく中心人物となるのは葉風でしょう。となると、既に彼女が今いる過去は
元居た世界とは違う展開を迎えている可能性がありますね。
愛花と葉風が出会っている時点で、未来も違っているかもしれないし
そうでもないかもしれない。このケースは未来を見ない以上
結果がどうなっているかわかりませんから、現時点ではなんとも言えない状況ですね。
それはもちろん葉風にとっても同じでしょうから、一番わかりにくくて厄介なパターンだと思います。

しかし、この設定がこの作品で適用されている可能性は低いように思います。
もしそうだとすれば、おそらく物語の主軸を担うであろう愛花には
影響を及ぼしにくいものとなってしまうからです。
それこそ彼女の死に意味はなかったということにもなりかねませんから
作者が愛花の死を本当に無駄だったもの、と片付けてしまうような
勿体ないことをするとは考えにくいのですよね。


「ドラえもん」は例を書くまでもなく有名なのですけれど、一応。
この作品においては過去を変えても結果は同じ、のび太の結婚相手がしずかちゃんでも
ジャイ子でもセワシくんの存在がなくなることはないというものでしたね。
この説は作中での矛盾も生んでしまっているので正直言っていい例とは思えません。
遺伝子による影響を無視して生まれる子供が違わないという点や
セワシくんの存在は変えられないのに、過去に干渉することで
結婚相手は変えられるという都合の良いものですからね(笑)

けれど、私にとって注目すべき点はそこではなく、ドラえもんの台詞の中にあります。

(以下ドラえもん1巻引用)

「たとえば、きみが(東京から)大阪へ行くとする。
 いろんな乗りものや道すじがある。
 だけど、どれを選んでも方角さえ正しければ大阪へ着けるんだ。」

これは大阪につく=セワシくんが生まれるという意味でどんな形で
間の過程が変わっても、セワシくんが生まれてくる未来は変わらないという意味で
使われた台詞なのですが、それ自体の矛盾は先ほども書いたとおりです。
もちろん、この設定を全否定してしまうのはドラえもんという作品を
楽しむ上でよくないことなので、作品に触れている間は受け入れるべき設定だと思います。

今私が注目したいのは、そんなことではなくて「方角さえ正しければ」という部分。
これは方角を間違えるほどに大きな間違いを犯せばセワシくんが生まれる
結果だって変わってしまう可能性があるという意味を指しているともとれます。

絶園のテンペストにおいて、その「方角」を担う存在が
絶園の魔法使いとはじまりの樹の姫君であるとするならば
この「ドラえもん」での設定を適用することは難しくないように思います。
おそらくは愛花の死は基本的に変わらないものだとします。
けれどこの設定を適用すれば、方角が変われば結果が変わってしまう可能性もあるはず。
もしかするとなかったかもしれない愛花と葉風の出会いが
方角を変えるほどに大きな出来事であるかもしれない以上、
葉風が起こした「確認のため」のタイムトラベルも大きなタイムパラドックスを
起こす原因に成りかねないということになります。

この考え自体も間違いで、今見せられていることは全て過去に起こった通りのこと
だった場合は何ごともなく確認という目的を果たせて一件落着、となるのですが、
果たしてそう簡単に葉風の思うように事が進むのでしょうか?
葉風は巫女ですが、相手も絶園の魔法使い。加護がないとも言い切れませんし、
今が既に愛花が望む世界だったとすれば、
愛花は大きく世界を変えることを拒むものだと思います。

その点は愛花の考えが分かるであろう次回までわからないことなのですが、
今回葉風が起こしたタイムトラベルは物語をそれだけ広げることができる
素晴らしい素材だということがわかります。最初にも書いたように、
それだけ視聴者に納得のいくよう、無駄に広げすぎないようにまとめるのが
難しくなったとも言えます。けれど、この作品ならばきちんとやりきってくれるような
気がしますので、なんとなく安心して視聴できますね。

次回、二人の関わりがどういった結果を招くのか非常に気になるところです。
これだけ感想というか妄想を広げられただけでお腹いっぱいなのですが、
次回もさらに楽しませてくれることに期待したいです。

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ちはやふる2 8話

1年生の出番はないと思われていた全国大会…。
しかし、部員たちは千早同様日本一を目指す覚悟ができているようで
ただ我武者羅に挑むだけでその夢は成し得ないと判断。
それがまさか机くんが予選に全く出ない結果につながるとは思いもしませんでしたね。

それは筑波くんだって同じでしょう。始めから書き換える満々だった彼は
自分が選ばれることなんて予想もしなかったはず。
この機会はまたしても筑波くんに机くんがくれたチャンスですよね。
それを筑波くんがどれだけ活かせるかが問題なのですが、
やはりあの机くんが抜擢するだけの意味はあるのでしょう。

しかし、去年自分がチャンスを貰ったことを考えても、机くんのように
自分だって出たい気持ちを抑えてチームに貢献することはそう簡単ではないはずです。
競技かるたの経験が短い後輩の実力を認めることも部活動において
難しいことだと思います。後輩であっても実力が優先されてしまう部活動。
そういった中での仲違いは少なくないですし、それを先輩が認めるというケースは
極めて稀だと思います。それをやってのける彼は既にかるた部の主軸となりつつありますね。
リーダーシップをとるという意味では、もちろん太一が中心。
それでも、太一にとって欠かせない存在として机くんの居場所があります。
彼がこうして頑張ることができるのは、居場所がなかった彼に居場所をくれた
仲間の存在が大きいのでしょうね。そんな仲間のためなら、
自分の出たい気持ちよりも、自分の、みんなの日本一を目指す気持ちを優先したいと。


そうして迎えた1回戦では外国人ばかりのチームと対決することになりました。
この試合は強豪である瑞沢高校にとって、消化試合になってもおかしくないような
力量差だったのですけれど、そこからお互い得るものを得たという点では
価値のある試合だったと思います。特に、強豪とあたる事で打ちのめされるわけではなく
本当の競技かるたを知ることができた千葉県代表はラッキーですよね。
また、瑞沢も自由に伸び伸びとかるたを楽しむ千葉県代表をみて
今後の姿勢に影響があったようにも思います。
千葉県とはいつかまた試合ができそうな距離ですし、
一緒にかるたを楽しむ機会もあればいいですね。
それもまた、千葉県代表にとっても、瑞沢にとっても利益のあるものとなるでしょう。


さて、新とクイーンの関係も気になるところですが、
次回同じところから始めてくれるかどうかはわかりませんw
もう少し焦らされそうな気もしますが、個人的にそろそろはっきりしては
ほしいところw筑波くんが試合の後どうなったのかも気になりますね。
次回も楽しみです。


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プロフィール

すとぅるるる

Author:すとぅるるる
将来の夢は自宅警備員!とはさすがに言えない歳になってきた…w

アニメやゲーム、絵を描くことなどが好きです。
基本的にはただのオタクで萌え豚。
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ゲームのあれこれなどくだらないことを呟きます。


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