たまこまーけっと 12話(最終話)
たまこにとって一番大切なのは商店街の人なのかもしれませんね。
商店街自体が好きだというのは当然ですが、それ以上に商店街の人々との
思い出を大事にしているような気がしました。そんなたまこが商店街の人を
放り出して嫁にいくというのはまず有り得ませんよね。
それは作品を通してみれば誰もがわかる部分ではあるのですが、
たまこ自身の口から嫁に行く気はない、ときちんと言い切ってくれたのは気持ちよかったです。
デラも今回の一件に責任を感じていた部分もあったようで、
普段以上にたまこのことを気遣ってくれていました。
その気遣いもいつもながら鼻に掛けたものではなく、
彼の紳士っぷりを発揮していたかと思います。
誰よりも先にたまこの元へ飛び出したデラをみると
なんだかんだ一番たまこを想っているのはデラなんじゃないかなーとも
思えてしまいました。もちろんそれは恋愛面での好きとは違いますが。
そんな純粋な好きだからこそ、たまこもデラちゃんのことを
純粋に好きだと思ってくれるのでしょうね。
嫌いな相手には自分が相手を嫌っている気持ちが伝わっていると言いますから、
好きな気持ちだって同じ部分があるはずです。そう言った意味では
純粋な好きの方が伝わりやすいし、態度にも出しやすい。
もち蔵やみどりちゃんが今回出遅れてしまったのは
たまこに対する感情が伝えにくい、伝わりにくい「好き」だからなのでしょう。
この2人の持つ「好き」が商店街の人たちとたまこの持つ「好き」と
全く違うものとして描かれていたのも印象的でした。
これも最初から最後までずっと描かれてきたことではあるのですが、
2人だけで目線を合わして安心したシーンをみると、
恋からくる「好き」はあのシーンでは2人だけが共有しているものだとわかります。
実際、かんなちゃんや史織ちゃんは恋をしたことがなさそうなので
見え見えなもち蔵やみどりちゃんの気持ちに気づくこともないのでしょう。
こうしてみると、あんこがもち蔵の気持ちに気づいているのも
「好き」を知る存在だからだと取れるはずです。
しかし、この回りくどい「好き」は過去に豆大も経験しているというのが
また面白いですよね。あの回を見た時、面白かったけど今更
母親のことを描く必要なんてあったのだろうか、と思ったものですが
こうしてみると、あれは豆大とあんこちゃんの恋心を描く回であって
お母さんは豆大に「恋される」存在でしかなかったのですよね。
そんな恋もあって今のたまこの家庭がある。そうしてみると
分けて描かれた恋の「好き」と恋とは違う「好き」も最初からずっと
商店街を通してつながっていたものなんだなーと納得させられました。
結局のところこの商店街はみんなにとって「好き」を繋ぐ
架け橋になっているということなのでしょう。
だからたまこが好きになって大事に思うのは当然です。
私がずっと見ていたいような気持ちになるのも
この商店街が大好きな存在になったからなのでしょう。
私にとってなんか面白い、なんかずっと見ていたい、大好きな作品になりました。
この「なんか」というのは最近あまり見られない傾向にあると思うので
今後こういった作品が増えると嬉しいですね。
首輪に触れたチョイちゃんについてなんとなくで推測すると
首にあるホクロが后になる条件と関係していて
自分にも同じものがあってそれを隠しているという可能性がある気がします。
ホクロについては作中であまり語られなかったので確実とは言えませんが、
王子の下で働くものとして生まれたのにそんな条件に当てはまってしまうのは
おかしい、とチョイちゃん自身が控えている部分になるのかもしれません。
しかしそうなら、チョイちゃんが王子とくっつくという終わりも
迎えられるというわけでやはり2期に期待してしまいますね。
楽しい雰囲気を保ちつつ、感動も与えてくれてどこか懐かしい作品。
沢山の要素を持った作品でありながら、難しいことは考えずに
見られたので見ていて純粋に楽しかったです。
この作品に関わったスタッフ・キャストのみなさまお疲れ様です。
素敵な作品をありがとうございました!
商店街自体が好きだというのは当然ですが、それ以上に商店街の人々との
思い出を大事にしているような気がしました。そんなたまこが商店街の人を
放り出して嫁にいくというのはまず有り得ませんよね。
それは作品を通してみれば誰もがわかる部分ではあるのですが、
たまこ自身の口から嫁に行く気はない、ときちんと言い切ってくれたのは気持ちよかったです。
デラも今回の一件に責任を感じていた部分もあったようで、
普段以上にたまこのことを気遣ってくれていました。
その気遣いもいつもながら鼻に掛けたものではなく、
彼の紳士っぷりを発揮していたかと思います。
誰よりも先にたまこの元へ飛び出したデラをみると
なんだかんだ一番たまこを想っているのはデラなんじゃないかなーとも
思えてしまいました。もちろんそれは恋愛面での好きとは違いますが。
そんな純粋な好きだからこそ、たまこもデラちゃんのことを
純粋に好きだと思ってくれるのでしょうね。
嫌いな相手には自分が相手を嫌っている気持ちが伝わっていると言いますから、
好きな気持ちだって同じ部分があるはずです。そう言った意味では
純粋な好きの方が伝わりやすいし、態度にも出しやすい。
もち蔵やみどりちゃんが今回出遅れてしまったのは
たまこに対する感情が伝えにくい、伝わりにくい「好き」だからなのでしょう。
この2人の持つ「好き」が商店街の人たちとたまこの持つ「好き」と
全く違うものとして描かれていたのも印象的でした。
これも最初から最後までずっと描かれてきたことではあるのですが、
2人だけで目線を合わして安心したシーンをみると、
恋からくる「好き」はあのシーンでは2人だけが共有しているものだとわかります。
実際、かんなちゃんや史織ちゃんは恋をしたことがなさそうなので
見え見えなもち蔵やみどりちゃんの気持ちに気づくこともないのでしょう。
こうしてみると、あんこがもち蔵の気持ちに気づいているのも
「好き」を知る存在だからだと取れるはずです。
しかし、この回りくどい「好き」は過去に豆大も経験しているというのが
また面白いですよね。あの回を見た時、面白かったけど今更
母親のことを描く必要なんてあったのだろうか、と思ったものですが
こうしてみると、あれは豆大とあんこちゃんの恋心を描く回であって
お母さんは豆大に「恋される」存在でしかなかったのですよね。
そんな恋もあって今のたまこの家庭がある。そうしてみると
分けて描かれた恋の「好き」と恋とは違う「好き」も最初からずっと
商店街を通してつながっていたものなんだなーと納得させられました。
結局のところこの商店街はみんなにとって「好き」を繋ぐ
架け橋になっているということなのでしょう。
だからたまこが好きになって大事に思うのは当然です。
私がずっと見ていたいような気持ちになるのも
この商店街が大好きな存在になったからなのでしょう。
私にとってなんか面白い、なんかずっと見ていたい、大好きな作品になりました。
この「なんか」というのは最近あまり見られない傾向にあると思うので
今後こういった作品が増えると嬉しいですね。
首輪に触れたチョイちゃんについてなんとなくで推測すると
首にあるホクロが后になる条件と関係していて
自分にも同じものがあってそれを隠しているという可能性がある気がします。
ホクロについては作中であまり語られなかったので確実とは言えませんが、
王子の下で働くものとして生まれたのにそんな条件に当てはまってしまうのは
おかしい、とチョイちゃん自身が控えている部分になるのかもしれません。
しかしそうなら、チョイちゃんが王子とくっつくという終わりも
迎えられるというわけでやはり2期に期待してしまいますね。
楽しい雰囲気を保ちつつ、感動も与えてくれてどこか懐かしい作品。
沢山の要素を持った作品でありながら、難しいことは考えずに
見られたので見ていて純粋に楽しかったです。
この作品に関わったスタッフ・キャストのみなさまお疲れ様です。
素敵な作品をありがとうございました!
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王子終始ジェントルマンだったなあ。
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終わってしまいました。
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壁]´Д`*)。むふー
壁]´Д`*)。このブログはきゅーの日常を描いたものなのだ
たまこまーけっと (5) [Blu-ray]新品価格 ¥5,238から
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